予防医学(予防接種)
インフルエンザ・肺炎球菌・風疹・麻疹・帯状疱疹のワクチン接種を行っています。帯状疱疹ワクチンは2025年4月から定期接種の対象です。費用は税込で明示し、抗体検査から接種までご案内します。
当院では各種の予防接種を行っています。予防接種は自由診療(保険適用外)です。費用はすべて税込で表示しています。
接種をご希望の方は、ワクチンの在庫を確認しますので、事前にお電話(03-5351-1081)またはご来院時にお申し出ください。

Price List
ワクチンの費用一覧
| ワクチン | 費用(税込) |
|---|---|
| インフルエンザワクチン | 4,400円 |
| 肺炎球菌ワクチン 23価(ニューモバックス®NP) | 8,800円 |
| 肺炎球菌ワクチン 13価(プレベナー13®) | 11,000円 |
| 風疹ワクチン(単体) | 6,600円 |
| 風疹抗体検査(HI法) | 3,300円 |
| MRワクチン(麻疹・風疹混合) | 9,900円 |
| 麻疹抗体検査(EIA-IgG) | 5,500円 |
| 帯状疱疹ワクチン 不活化(シングリックス®) | 22,000円 / 1回 |
| 帯状疱疹ワクチン 生ワクチン(ビケン) | 7,000円 |
上記はすべて自由診療(保険適用外)です。
インフルエンザワクチンは毎年10〜12月の接種が望ましいとされています。
シングリックス®は2回の接種が必要です(合計44,000円)。
帯状疱疹ワクチンは2025年4月から定期接種の対象になりました。対象年齢の方は自己負担なしで接種できます。対象外の方も渋谷区の助成を受けられる場合があります(いずれも事前申請が必要)。くわしくは下記の「帯状疱疹ワクチン」の項をご覧ください。
お支払いは現金のほか、VISA・Mastercard のクレジットカードもご利用いただけます。

Pneumococcal
肺炎球菌ワクチン
当院では次の方に接種をおすすめしています。1度の接種で5年間有効とされています。
- 65歳以上の方
- 呼吸器の病気(COPDなど)をお持ちの方
- 糖尿病の方
- 慢性心不全の方
- 養護老人ホームや長期療養施設にお住まいの方 など
23価と13価の接種順序
13価(プレベナー13®)を23価(ニューモバックス®NP)より先に接種することで、免疫の効果が高まるとされています。両方を接種する場合の順番と間隔は次のいずれかです。
- 13価 →(6か月〜1年後)→ 23価
- 23価 →(1年以上あけて)→ 13価 →(前回の23価接種から5年後)→ 23価
Rubella
風疹ワクチン
風疹ウイルスは飛沫感染・接触感染で広がります。感染しても症状が出ない人(不顕性感染)が15〜30%おり、その方からも感染が広がります。感染から14〜21日の潜伏期のあと、発熱・発疹・リンパ節の腫れという3つの特徴を示します。
多くは経過が良好ですが、関節炎、血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を起こすことがあります。
特に注意が必要なのは先天性風疹症候群です
風疹に対する抗体が十分でない妊婦が妊娠20週頃までに感染すると、胎児にも感染し(妊娠1か月では50%に及ぶとされます)、先天性心疾患、難聴、白内障、発育遅延、小眼球症などが生じることがあります。2012〜2013年の流行では、20〜40歳代の成人男性が流行の中心となり、45人の出生児が先天性風疹症候群を発症したと報告されました。
MRワクチン(風疹+麻疹)の定期接種は現在1歳代と小学校入学前の計2回ですが、1990年4月1日以前に生まれた方は実施されていない可能性があります。国立感染症研究所の2017年の調査では、風疹の抗体を持たない30〜50歳代の男性が10〜20%存在することが示されています(国立感染症研究所)。
妊婦の周囲の方、特に男性への予防接種が重要とされています。当院では風疹抗体検査(HI法)で抗体を持っているかを確認できます。麻疹抗体検査と同時に測定できます。
Measles
麻疹ワクチン
麻疹ウイルスは空気感染し、1人の感染者から12〜18人に感染が広がるほど感染力が強いウイルスです。感染後10〜12日の潜伏期を経て発症し、カタル期(2〜4日)、発疹期(3〜5日)、回復期と経過します。中耳炎、下痢、肺炎、亜急性硬化性全脳炎(感染後平均7年を経て発症)などの重い合併症を起こす可能性があります。妊婦が感染した場合、母体・胎児ともに重症化し、合併症・死亡・流産の危険性が高まります。
日本は2015年にWHOから麻疹排除国と認定されましたが、海外での感染例を発端とする流行が2016年・2017年に発生しています。麻疹の抗体保有率は風疹に比べて高い水準ですが、5%未満に抗体陰性の方が存在することも判明しています。
当院では麻疹抗体検査(EIA-IgG法)で抗体を持っているかを確認できます。風疹抗体検査と同時に測定できます。
風疹・麻疹ワクチンは生ワクチンです。次の点にご注意ください。
- 妊娠中の方、免疫不全のある方は接種できません。
- 接種前1か月と接種後2か月は避妊してください(男性は不要です)。
- 接種後に他のワクチンを接種する予定がある場合は4週以上あけてください。
- インフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンの接種からは1週間あけてください。
Shingles
帯状疱疹ワクチン(シングリックス®)
水痘帯状疱疹ウイルスは、初感染による水ぼうそうが治ったあとも、背中や腰、顔や頭の知覚神経節に潜んでいます。帯状疱疹は、潜んでいたウイルスが再び活動を始めることで発症します。悪性腫瘍や糖尿病、免疫抑制薬の使用といった状況だけでなく、加齢や疲労でも発症するため、年齢を重ねるほど発症のリスクが高まります。
主な症状
- 胸・腹・腰・顔面などに、痛みやかゆみを伴う水ぶくれや発疹
- 発疹が消えたあとも数か月続く帯状疱疹後神経痛(PHN)
- 片側の顔面麻痺や聴力低下・めまいを引き起こすラムゼイ・ハント症候群
帯状疱疹後神経痛やラムゼイ・ハント症候群は、治療が遅れると数か月から数年以上続くことがあり、生活に大きな影響が出ます。
シングリックス®について
遺伝子組換え技術を用いた不活化ワクチンで、2018年に日本で承認されました。第Ⅲ相試験では、帯状疱疹の発症抑制率が50歳以上で97.2%(ZOE-50試験)、70歳以上で89.8%(ZOE-70試験)と報告されています(出典:厚生労働省 ワクチン評価に関する小委員会資料)。効果の現れ方には個人差があります。
- 筋肉内に注射します。
- 接種対象は基本的に50歳以上です。
- 18歳以上50歳未満の場合は、免疫が抑制される疾患や治療を受けている方に限ります。
- 接種回数は2回(2回目は1回目の2〜6か月後)です。
- 効果の持続期間は7〜10年とされています。
- 費用は1回22,000円(税込)です。
- 新型コロナウイルスワクチンを接種した場合は2週間あけてください。
副反応として接種部位の痛み・赤み・腫れ、筋肉痛、疲労、頭痛、発熱などが起こることがあります。
従来から承認されている生ワクチン(ビケン)も接種可能です。生ワクチンは1回接種で費用は7,000円(税込)ですが、予防効果はシングリックス®より低く、免疫機能が低下している方には接種できません。
定期接種の対象になる方は自己負担なしで接種できます
2025年4月1日から、帯状疱疹ワクチンが定期接種(B類疾病)の対象になりました。対象となる方は自己負担なしで接種できます(生ワクチン1回、または不活化ワクチン2回のいずれか)。
渋谷区の場合、年度末年齢が65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上の方が定期接種の対象です(2026年4月1日以降)。
定期接種の対象年齢に近い方はご注意ください。任意接種で接種を完了した場合、あとから定期接種の対象にはなりません。対象年齢が近い方は、接種前にお住まいの自治体の案内をご確認ください。
定期接種の対象外でも助成を受けられる場合があります(渋谷区)
渋谷区にお住まいで50歳以上・過去に渋谷区の助成を受けていない方は、任意接種の費用助成を受けられます。
| ワクチン | 渋谷区の助成額 | 助成後の自己負担(当院) |
|---|---|---|
| 不活化ワクチン(シングリックス®) | 1回あたり10,000円 / 2回分 | 1回 12,000円 / 2回で24,000円 |
| 生ワクチン(ビケン) | 4,000円 / 1回 | 1回 3,000円 |
助成には事前の申請が必要です。渋谷区が発行する予診票を使って接種する必要があるため、来院前に電子申請または電話で予診票の発行を申請してください。接種後の申請はできません。
不活化ワクチンの2回目は1回目から2か月後、6か月以内に完了する必要があります。
助成の対象・金額・申請方法は変更される場合があります。最新の内容は渋谷区の案内ページでご確認ください。渋谷区以外にお住まいの方は、お住まいの自治体の制度をご確認ください。
FAQ
よくあるご質問
予防接種は予約が必要ですか?
ワクチンの在庫を確認する必要があるため、事前にお電話(03-5351-1081)でご連絡ください。
抗体があるか調べてから接種を決められますか?
風疹(HI法・3,300円)と麻疹(EIA-IgG・5,500円)は抗体検査が可能です。両方を同時に測定できます。検査結果をふまえて接種の判断ができます。
インフルエンザワクチンはいつ受けるのがよいですか?
毎年10〜12月の接種が望ましいとされています。効果が現れるまで2週間程度かかるため、流行前の接種をおすすめします。
ワクチン接種の費用に保険は使えますか?
予防接種は自由診療のため保険適用外です。表示している金額はすべて税込です。